トリキュラーは妊娠を防ぐ避妊を目的として処方される低用量ピルとも呼ばれる低用量経口避妊薬です。

黄体ホルモン類似ホルモンとしてレボノルゲストレル、卵胞ホルモン類似ホルモンとしてエチニルエストラジオールが含まれています。
以下、レボノルゲストレルをLNG、エチニルエストラジオールをEEと表記します。

トリキュラーはホルモン量が変化していく

トリキュラーには1シートに3色の錠剤が入っていて、赤褐色、白色、淡黄褐色の順にLNG量が増えていきます。

トリキュラーは

「ホルモン分泌系に作用し体は排卵している状態と錯覚させて排卵を抑える」
「子宮内膜を薄くして受精卵の着床を防ぐ」
「子宮頚管の粘液を変化させ、精子が子宮に入りにくくする」

といった3つの作用で妊娠を防ぐことができますが、それだけではなく月経痛が良くなる効果や生理周期のコントロールも期待できます。

月経痛を抑える

月経痛は生理中に増える子宮内膜内に含まれるプロスタグランジンという物質が原因で起こります。

この物質の分泌が過剰になると子宮の収縮が強くなり痛みを引きこしてしまいます。トリキュラーは前述の2つ目の働きによって子宮内膜自体を薄くし、プロスタグランジン量も少なくなるため、月経痛を抑えることが可能です。

また子宮内膜が薄くなるため、出血量も少なくなります。

生理の不順を解消し安定させる

トリキュラーは生理を起こすホルモンを段階的に摂取していくピルなので、ホルモンの過不足を補い生理周期を4週に安定させることができます。
生理周期は大きく卵胞期、排卵期、黄体期、生理期の4段階に分けられますが、トリキュラーを飲み続けている間は黄体期で留まり続けます。逆にトリキュラーを飲まなければ身体は月経期に進みます。この性質を利用して、月経の日をコントロールすることも可能です。

普段からピルを用いている人とそうでない人で飲み方が変わります。
普段からピルを用いている人が生理を早めたい場合は先に述べた淡黄褐色の錠剤を早めたい日数分減らし、遅らせたい場合は日数分多く飲みます。そうでない人の場合、早めたい場合は生理が始まってから5~7日目の間にピルを飲み始め、早めたい日まで飲み続けます。

遅らせたい場合は早めたい場合と同様5~7日目の間に飲み始め、遅らせたい期間ずっと飲み続けることで遅らせることができます。普段から用いていない人は、余裕を持ってトリキュラーを飲み始める点に気をつける必要があります。

また飲み続けている限り生理がこないのではなく、予定日よりも引き延ばせても10日だということも留意しなければいけません。